顧客の信用を勝ち取る

杜蓉(主任)

耐震防災、責任重大、前途多難

日本は世界に名だたる地震大国。ゆえに地震予知と対策技術は世界一である。NRIは長年、日本政府と協力し地震対策を提案してきた。地震対策、防災、発生後の災害規模の予測について、NRIは長年の経験から他社ではできない研究の成果を出してきている。

四川大地震以降、中国政府は十分に地震対策に力を入れてきた。現在、NRIは中国地震局と協力し地震発生から10〜15分ほどで被害の広がりや規模を予測できるシステムを開発している。中国の中でも地震が多い雲南省でテストを行い、諸データを集め解析。今後は、全国的に展開していく予定である。

こう説明する杜の言葉の端々から、中国の地震防災事業における明日は自らの手で担っていくという強い責任感が感じられた。

観光資源の開発、地方政府の観光ビジネスの推進

地方政府の観光ビジネス推進も、杜が担当する重要なプロジェクトの一つである。例えば、無錫太湖における観光開発プロジェクト。観光資源は非常に豊富でありながら、施設設備が整っていないために、観光客が日帰りで帰ってしまうという状況になっていた。観光客を増やし、現地での消費を促すことを目的に観光施設の建設を含めた開発プロジェクトを立ち上げた。

中国国内だけでなく、杜は日本の地方自治体、中国人観光客をターゲットとした観光旅行資源の普及などのプロジェクトも推進している。「“非誠勿擾(邦題:誠実なおつき合いができる方のみ)”が公開されると、中国での北海道人気が驚くほどの早さで広がり、人々が競って北海道に旅行する現象が起きた。現地の自治体と協力して、リピーターを呼び寄せることのできる中長期の戦略を策定し、良い成果を提供できたと顧客である自治体からの評価も高い。

顧客の信用を勝ち取る

広告効果を下げずに広告予算を削減する、つまりマーケット部門の予算削減を目的としたプロジェクトを依頼された際の話である。

開始当初、予算削減される該当部門の人たちの士気を損なわないように、杜はスタッフと一緒に机を並べて作業を進めた。日常のやり取りや数々の報告会などを経て、本来の目的、経費を削減するのではなく適性に広告効果を評価し、広告メディアの選択調整、コストの見直し作業の必要性を徐々に理解してもらった。彼らの警戒心は解け、みなで作りあげた広告評価システムは高い評価を得た。現在も素晴らしいパートナーとして、顧客との良好な協力関係は続いている。

顧客のニーズに応えるということだけではなく、一人のプロフェッショナルなコンサルタントとして「私は業界No1を勝ち取りたい」杜はこう締めくくった。

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